お金を貰って指値できる「かぶオプ」が、8月3日からさらに強くなるぞ!
高配当株を一生懸命さがして、年3〜4%の配当に喜んでいる。
その隣で、年20〜25%のプレミアムを淡々と受け取っている人がいる。
同じ「インカムを取りに行く」でも、これだけ差がつくんです。
後者がやっているのが「かぶオプ」。私がずっと、個別株をやっている人ほどやるべきだと言い続けている手法です。
そのかぶオプが、8月3日からさらに広がる。これがわかった日、私はけっこう興奮していました。なぜそこまで、という話を今日はしたいと思います。
📈 私が「これはでかい」と思った理由
6月5日、JPXがかぶオプのマーケットメーカー対象を、8月3日から32銘柄→50銘柄に増やすと出しました。
18銘柄しか増えない、と言えばそれまでです。
でも私は、銘柄数の話としては見ていません。戦術の幅がどれだけ広がるかで見ている。
その視点で見たとき、今回の目玉は2つでした。
1489(日経平均高配当株50ETF)
1655(iShares S&P500 ETF)
ここがマーケットメーカー対象に入る。これが私には一番大きかった。
1489は、私がNISAで3年以上、毎年の割り振りの中で積み立て続けているETFです。高配当の銘柄を集めてくれているので、長期で持っていい。配当も3%ちょっと出る。
そこに「プットを売る」という選択肢が加わるんですよ。
普通に指値して積み立てるより、プレミアムをもらいながら積み立てたほうが、明らかに有利に買っていける。同じものを買うのに、毎月1.8〜2%のお金を先にもらえるんですから。
「毎月」ですよ! 「毎年」ではないんです。
1655も同じです。S&P500やオルカンを積み立てている人は多い。わざわざ米国株の個別株オプションに手を出さなくても、東証の1655でS&P500にオプションが組めるようになる。
これは、地味だけど効く変化なんですね。
🤔 偏った18銘柄に、それでも私が満足している理由
正直に言うと、追加される18銘柄はかなり偏っています。
住友電工、フジクラ、ディスコ、三菱電機、富士通、ルネサス、デンソー、ファナック、村田製作所、スバル、三井物産、りそな、みずほ。
半導体、電線、自動車、銀行、商社。すでに32銘柄に潤沢に入っているセクターを、さらに厚くしている。
トヨタとホンダが既にあるのにスバル。三菱UFJと三井住友があるのにりそなとみずほ。セクター分散という意味では、ほとんどできていません。
しかも、株価が高すぎる銘柄は実は使いづらい。かぶオプは100株単位なので、株価4万円なら1枚売るのに400万円要る。200万、300万でやりたい人には、1万円を超える銘柄のプットやコールは扱いづらいんです。
だから「ディスコやルネサス、フジクラを今さら足さなくても」とは思います。
それでも私が満足しているのは、かぶオプは『好きな銘柄があるかどうか』でやる手法じゃないからです。
ここ、考え方の核心だと思っています。
応援したい銘柄、テンバガーを狙いたい銘柄。そういうのは個別株で各自がやればいい。かぶオプは、機械的に収益を上げるためにやるものなんです。
指数連動のETFを「応援したい」も何もないですよね。指数ですから。
そこに機械的にプレミアムを取りに行く。プットを売り、現物株を持ったらコールを売る、あるいはキャピタルを取りに行く。
そう考えると、好きな銘柄うんぬんは関係なくて、50銘柄もあれば十分なんです。高すぎる銘柄やオプション設定の粗い銘柄を外せば、実際に触るのは35銘柄くらいでしょう。
でも、それで十分。
💡 「お金をもらって指値する」と私が言う中身
私がこの手法を一言で言うとき、必ず「お金をもらって指値する」と言います。
具体的にはこうです。
今10,000円で、9,500円まで下がったら買いたい銘柄がある。普通は9500円で指値を入れて待ちますよね。
かぶオプでは、プット9500を1枚売る。
「最終取引日に株価が9,500円より下なら9,500円で買います」という約束のチケットを売るわけです。最終取引日は毎月第2木曜日。
そのチケット代が、たとえば3%。9,500円の3%で285円、100株で28,500円が先に入ります。
期中に株価がどれだけ乱高下しても関係ない。判定は第2木曜日の終値だけです。
そこで9,500円より上だったら、株は買えません。でも28,500円は自分のもの。
950,000円の資金で1ヶ月28,500円、つまり約3%。
株は買えなかったけど、月利3%もらえた。
私はこれを「安く買って1ヶ月で3%利確したのと、大して変わらない」と判断しています。
下回って株を持つことになっても、それはもともと欲しかった銘柄を、プレミアム分だけ有利に仕込めたということ。翌月はまた、9000円のプットを2.5%くらいで売る。そうやって毎月毎月くり返していく。
あとは普通の現物株と同じで、利確も損切りも自由。レバレッジはなし、追証もなし。中身は個別株投資と何も変わりません。オプションという名前の怖さだけが先行していて、実態はぜんぜん違うんですよ。
🌱 プレミアムは銘柄しだい。私の使い分け
ここで現実的な話を少し。
プレミアムは銘柄によってぜんぜん違います。
武田薬品みたいにディフェンシブな銘柄は、値動きが小さいぶんプレミアムも低い。逆にソフトバンクグループだと月利5%を超えることもある。ただし乱高下するので、高いところで買わされるリスクも上がる。きれいにリスクとリターンが対応しています。
日立なんかは、今の株価に近いところを売ると3.5〜4.5%ついたりする。銀行でも、三菱UFJや三井住友のATM付近なら2.5%くらい。銀行は意外と株価が激しく動くので、ディフェンシブでも何でもないんですよね。
注目の1489(高配当ETF)がどれくらいになるかは、8月3日以降を見ないとわかりません。高配当を集めたETFなのでハイテクほど高くはないはず。ただ、JTのように個別では結構動く銘柄も組み込まれているので、月利2%くらいは順調に取れるんじゃないかと私は見ています。
一つ注意点。NTTのように株価が155円みたいに低すぎる銘柄は、オプションの設定(175円・200円・225円…)が粗すぎて、実質触れません。マーケットメーカーはついていても、私たちが使う対象にはならない。
だから「50銘柄あっても実際に触るのは35銘柄くらい」と私は割り切っています。
⚠️ 年24%が「詐欺商材の文句」に見えてしまう問題
毎月2%を機械的に取れたら、それだけで年24%。
文字にすると、もう完全に詐欺商材のキャッチコピーです。私もそう思います。
でも、本当にプレミアムでもらえてしまう。1年で株価が20%下がっても、プレミアムでチャラにできる。高配当の年3〜4%とは、そもそも桁が違うんです。
ここで、私がずっと引っかかっていることがあります。
これだけの手法なのに、日本でやっている人は投資家の2%もいない。アメリカは大学生までロビンフッドでテスラのコールを買うようなオプション社会なのに、日本は誰もやっていないに等しい。
理由ははっきりしていて、扱う証券会社が少ないからです。
今やっているのはIB証券(インタラクティブ・ブローカーズ証券)、光世証券、moomoo証券の3社だけ。
SBIや楽天、マネックスではできません。昔SBIもやっていましたが、儲からないからやめてしまった。
人が増えない→証券会社が扱わない→誰も知らない→人が増えない。このループです。
JPXもこれで3度目か4度目のリベンジ。やってもやっても流行らなかった。でもマーケットメーカーが昨年から少しずつついて、日経CNBCなどでアピールも始めて、ようやく好転してきている。だから今回の50銘柄拡大は、流れが変わるかもしれない一歩だと、私は見ています。
裏を返せば、今これを知っているだけで、他の個人投資家より一歩前にいるということでもあります。
🎙️ 6月20日、このタイミングで話せるのが嬉しい
今週末、6月20日(土)13時から、サンワード証券さんのセミナーに登壇します。 まさにこのかぶオプの話です。
6月5日に32銘柄から50銘柄への追加が確定したばかり。セミナー直前にこのニュースが来て、私としては本当にタイムリーでした。
合わせて、かぶオプの紙の書籍も出しました。
50銘柄に増えるタイミングで、おそらく日本で一番詳しいかぶオプの本になっていると思います。チャートの作り方まで全部入れました。今日話したような内容も、ぜんぶ組み込んであります。
この書籍は非売品ですが、セミナーに参加していただくと無料でプレゼント。 サンワードさんが協力してくれて実現しました。当日参加できなくてもアーカイブ動画で見られます(メール到着まで2週間ほど)。
初めての人には、たぶん目から鱗だと思います。年20〜25%もらって指値ができる。ほんまかいな、という話ですから。
ぜひセミナーに参加して、バイブルとなる紙の書籍をGETして、実践してみてください。投資人生 必ず変わります!
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おわりに
私は、好きな銘柄を当てにいく投資と、機械的にプレミアムを取りにいくかぶオプは、まったく別の頭で考えています。前者は楽しいけど不確実。後者は地味だけど、淡々と積み上がる。
この2つを分けて持てるようになってから、私の個別株まわりの成績は、確実に変わりました。
みなさんは、インカムをどうやって取りにいっていますか。配当中心の人、優待の人、いろいろだと思います。
もし「指値はよく使うけど、プレミアムは考えたことなかった」という方がいたら、どんなところが引っかかるか、返信でこっそり教えてもらえると嬉しいです。



主にXの人です。
1306と1321にしかマーケットメイカーが付いていなかった頃からすると、お花畑のようです。
年10%もありゃいいやとか言いつつ1321相手にフルポジかましてます。
年1回食らって(笑)ホイールになるのですが、AIブームが来てから現物が騰げっぱなしになって
カバコしようものなら「幻の含み益」を見せつけられるじゃありませんか。
この6月限、絶対買いたいから68000円がITMだった頃に建てたら、OTMで終わりましたorz。
なんでやねん、って思っています(笑)
土曜日のセミナー聴きます。御安全に。