投資で「勉強したのに、逆に勝てなくなった」と感じているあなたへ
今回はテクニカルや需給の話はちょっと脇に置いて、投資で勝てるようになるためのマインドセットについて。
私自身が30年近くトレードしてきた中で、「ここが本当に大事だな」と感じている部分を整理してみました。オプションでも個別株でもFXでも、根っこは多分みんな一緒だと思います。
💡 結論:正しく恐怖を知って、勇気を持ってインする
まずは結論から。
正しく恐怖を知って、勇気を持ってインする。ここがスタート地点。
たったそれだけなんですが、この当たり前が本当に難しい。4つのステージに分けて、順番に見ていきますね。
📉 ステージ1&2:ビギナーズラックと、欲望の落とし穴
最初は、右も左もわからず感覚でやる時期です。ここでビギナーズラックで勝ってしまうこともあるし、逆に最初の一撃でやられる人もいる。
私自身もまさにこのパターンで、20代の頃に「ダビンチ・アドバイザーズ」という不動産株を40万円で100株買ったんです。当時の不動産セクターは、いまでいうAI銘柄みたいな勢いで、株式分割なんかも挟みつつ、一時は520万円まで上昇。完全にテンバガーを超えていました。
ところが、利確という発想がなくて「もっと上がるはず」と握り続けた結果、業績悪化からの上場廃止。紙くずです。絵に描いたような失敗例ですよね。
ここを越えても、次に立ちはだかるのが欲望の段階。
「もっと儲けたい」「セミナーや高い教材でなんとかなるはず」と、勝ちたい気持ちだけが先行して突っ走ってしまう時期。ここで全体の半分くらいが退場します ⚠️。資産的にゼロになるというより、「投資なんてやらなきゃよかった」と諦めてしまうパターンですね。
特にマネー教育を受けてこなかった日本の場合、「絶対負けたくない」という感情が強すぎて、ここで脱落する人が本当に多い印象です。
🤔 ステージ3:知識がついて、逆に入れなくなる
半分の壁を越えた人は、勉強して知識をつけ始めます。すると今度は、正しくリスクを感じられるようになる。
ここまでたどり着くのが、全体の2割くらい。
ただ、面白いのが、ここまで来ると今度は「恐怖でインできなくなる」んです。
「半導体、ここから買えないよ…」「ビットコイン、また急落するんじゃないの?」とモニョモニョしている間に上がっちゃって、「あの時買っときゃよかったじゃねえか、俺、目つけてたんだよな」となる。共感する方、多いんじゃないでしょうか。
でも、これは正しい進化なんです ✨。
何も考えずにリスクを取りまくっていた頃に比べたら、ちゃんと前進している証拠。ここで「自分には向いてない」と諦めてしまうのが、本当にもったいないんですよね。
🎯 ステージ4:ヘッジを身につけ、勇気が戻ってくる
ここからさらに2割の人がたどり着くのが、正しくヘッジできる段階です。
オプションで言えば、SQ持ち込みでお祈り、ではなく、早めにデルタヘッジしておくとか、外側のオプションを買って保険をかけておくとか。「ポジションを取ったあと、逆に動いても自分で対処できる」という安心感を持てるようになります。
ここまで来ると恐怖が和らいで、チャンスを見極めてインできるようになる。
私の場合は、未来を予想せず「サインが出てから乗る」やり方を軸にしています。底でロングや天井でショートなんて狙わず、上がりやすい形になって、実際に上がってから乗っかる。剣道や武道でいう 「後の先(ごのせん)」 ですね。相手が動いてから動くけれど、その上で先んじていく。後出しなんだけど、結果として先を取る——このイメージが、私はすごく好きなんです。
そして最後の残り1割。インしたあとに適切なヘッジ対策を実際に打てる人、もしくはリスクが高いと判断したサインを、勇気を持って見送れる人。ここまで来てやっと、コンスタントに勝てるようになります。
「投資は9割が損をする」なんてよく言われますが、体感的にもけっこう近い数字だなと感じています。
🚴 自転車のパンク修理と、一緒です
私は自転車に乗るんですが、遠くに走りに行くときは、替えのチューブと工具をちゃんと積んでおきます。サイクリストなら当たり前ですし、パンクに備えてチューブ交換の練習もしています。
最悪パンクしても、自分で直して帰ってこられるという安心感があるからこそ、知らない山道にも踏み込んでいけるんですよね。
投資もまったく同じで、ポジションを取ったあとは思ったように動かないことの方が多い。だからこそ、「逆に動いた時にどう対処するか」を知っているかどうかが、勝てる人と勝てない人を分けます。
投資助言とか他人の発信でポジションINしても、適切にOUTできなければ勝てません。投資顧問のバックテスト成績はいいのに、その助言で自分でINしたらマイナスになってるというのはそういうことです。
止血の方法を知っていれば、勝てる時にしっかり勝ち、負ける時は被害を抑えて負けることができる。この繰り返しで、じりじりと利益が積み上がっていく。
特に40代以上でこのコンテンツに触れてくださっている方は、20代の頃みたいに無茶をして資産を減らすと、その後のリカバリーが効きません。だからこそ、リスクを正しく見極めながらコツコツ進めていくマインドセットが大事だと思っています。
最後の1割まで届かなくても大丈夫。少なくともステージ3まで越えれば、じりじり勝てるようになります。私自身、金融出身ではなくITの仕事をしながら趣味で投資をやってきた人間なので、ここはちょっと自信を持って言えます。
一緒にコツコツ、頑張っていきましょう。



とても興味深く拝見しました。今後失敗談があると、より実践的で学びになると感じました。成功例でなく、上手くいかなかったとき、その時何を考えたかを知りたいです。